安全保障理事会の機能
わたしが興味深いことは、安保理の会合の各年別の頻度を見てみますと、米ソ関係の冷却度とかなり相関している傾向があるということです。
・・・つまり、米ソ関係がゆるむと安全保障理事会の開催頻度が増える。
そして、いわゆる冷戦・対立が激しくなると会合が少なくなるという傾向があります。
例えば、1946年から48年などは、冷戦が本格化する前の段階ですが、88~171回と開かれています。
ところが、冷戦が本格化する1949年から急激に減って62回となる。
59年にいたっては、年に5回しか開かれないという年もあります。
ところが、キューバ危機を乗り越えて米ソ関係が改善しかけた1964年には一時的に104回にまで増えます。
いわゆる第一次デタント時期の1976年も例外的に112回と増えている。
そして1986年、つまり米ソの第二次デタントがはじまってからまた増える傾向にあって、91回となってきます。
ここからも、安全保障理事会の機能、開催が大国関係の動向によって影響を受けるということがはっきりと浮かび上がってきます。