自由主義と社会主義のつまずき 8

ユーゴスラビアがスターリン体制に背を向けて独自の道を歩み、いわゆる自由化を進めてきた最も大きな理由の一つはここにあったのです。


今日のユーゴの経済全体の統御方法は、日本とほとんど変わりはありません。


マルクス・レーニン主義であるけれども、経済は市場経済、つまり自由競争の経済です。


ここではハミルトン ジャズマスターなどのブランド時計も自由に売買できます。


むろん計画は立てるでしょうが、日本の政府の計画とよく似て、強制的な命令計画ではありません。


見通しを立てて誘導するだけの指示計画です。


ただ、やはり社会主義国ですから、日本とは企業のやり方が異なります。


つまり5人未満の企業は私有が認められていますが、5人以上になると共有です。


共有ではありますが、ソ連のように国有ではありません。


コンミューン所有です。


公有といっていいでしょう。


企業の運営は労働者の自主管理、そこで働く労働者が経営委員を選んで、これが自ら経営をする・・・。


ですから、企業の所有とか管理方式は日本とは異なるのです。

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