目黒ぶらり散歩 3

全国民芸展、朝鮮工芸展、沖縄工芸展、支那赤絵展、アイヌ作品展などは繰り返し展示され、人々の目を惹いた。

本館開館から二十年後、一九五六年鉄筋コンクリートニ階建ての収納庫が建設され現在に至る。

本館の誇る収集の一つに「李朝陶磁」があり、三島、染附、辰砂、鉄砂、黒紬、飴粕など南北両鮮の陶磁に及ぶ。

宗悦の旗のもとに参じた作家たちは、各工芸の重要な分野を担う豊かな才能に恵まれた人々であったが、自分の技倆におぼれることなく、無名の工人を敬う謙虚さを持つ人達であった。

宗悦の心の集大成ともいえる書「心偈」の中に「公麼」の二字があるが、意味は「なにもない」であった。
民芸運動に精根を傾ける心は命の終る、その日まで続いた。

« 目黒ぶらり散歩 2 | メイン | 目黒をぶらりと散歩 »

About

ひとつ前の投稿は「目黒ぶらり散歩 2」です。

次の投稿は「目黒をぶらりと散歩」です。

他にも多くのエントリがあります。メインページアーカイブページも見てください。

管理人のお気に入り